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天界と地獄133

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133   今から、天界の熱について述べます。
天界の熱の本質は愛です。太陽としての主から発出する熱は、主の中の神的愛、主からの神的愛であることは前章で示しました――ここから、天界の熱は、天界の光と等しく、霊的であり、同じ源泉からのものであることが明らかです(*8)
太陽としての主から発出する二つものである神的真理と神的善があり、天界の中では、神的真理は光として、神的善は熱として現存します。しかし、神的真理と神的善は、二つではなく一つの存在であるかのように結合しています。それでも、天使のもとで分離しています、神的真理よりも神的善を多く受ける天使と神的善よりも神的真理を多く受ける天使がいるからです――神的善を多く受ける者は主の天的な王国の中に、神的真理を多く受ける者は主の霊的な王国の中にいます。最も完全な天使は、二つとも同じ程度に受けています。


*8 世の太陽と天界の太陽から、二つの熱源があり、二つの光源もまたある(3338, 5215, 7324)。
太陽としての主からの熱は、愛に属す情愛である(3636, 3643)。
ここから、霊的な熱は、本質では愛である(2146, 3338, 3339, 6314