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天界と地獄 141

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16 天界の中の四方位

141   天界に世のような四方位、東・南・西・北があり、どちらの世界もその太陽により、天界では主である天界の太陽により、世では世の太陽により決定されています。
それでも多くの相違が間に存在します。
最初に、世では太陽が地の上方で最も高い位置にあるそこが南、地の下方で反対側のそこが北、昼夜平分時に太陽が昇るそこが東、その時に太陽が沈むそこが西と呼ばれます――このように世では南により全方位が決定されます。
けれども天界では、太陽としての主の見られるそこが東、反対側に西、天界で〔自分の〕右側が南、またそこの左側が北です。またこのことは彼らの顔と身体を回転させてもすべてそうなっています。このように天界では東により全方位が決定されます。
太陽としての主が見られる場所が東と言われる理由は、すべてのもののいのちの起源は太陽としてのその方からであるからです。また、天使がその方からの熱と光または愛と知性を受け入れれば受け入れるほど、それだけ主は彼らのもとに昇ると言われます――ここからもまた、主はみことばの中で東と言われています(*1)


*1 主は天界の太陽であられるので、最高の意味で東であり、それは常に昇っていて、決して沈まない(101, 5097, 9668)。