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天界と地獄195

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195 さらにまた、ある者が、ある場所から他の場所へ進んで行くとき、自分の都の中へであれ、ポーチ(玄関)あるいは庭園へであれ、あるいは自分の社会の外の他の者へであれ、望んでいるときには速く、望んでいないときには遅く到着します。道そのものは願望にしたがって長くも短くもなります、それでも同じものです。このことを私はしばしば見て、驚きました。
ここから再び、隔たりは、したがって空間は、天使のもとの内的な状態に完全にしたがっていること(*3)、またこのようであるので、彼らのもとに世と等しく空間があっても、それでも彼らの思考の中に空間の概念や観念は入れないことが明らかです。


*3 場所と空間は、天使と霊の内的な状態にしたがって見えるように示される(5605, 9440, 10146)。