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天界と地獄349

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349 世で知性と知恵を獲得したすべての者は、天界に受け入れられ、そのそれぞれの者が知性と知恵の質と量にしたがって天使となります――人間が自分自身に世で得たものは何であれ存続し、死後、自分自身のものとなり、増やされ、満たされるからです。しかし、真理と善への彼の情愛と願望の程度の範囲内であり、それを超えることはありません。情愛と願望がわずかであった者は、わずかに受けますが、それでも、その程度の範囲内でそれだけのものを受けることができます。けれども、情愛と願望の多い者は、多く受けます。情愛と願望の程度とは、満たされるまで中身を増やされる枡のようなものであり、それで大きい枡は多く満たされ、小さい枡は少なく満たされます――このようであることの理由は、情愛と願望のもとである愛が、それ自体に適合するものをすべて受けるからです。ここから愛があればあるほど、それだけ受けます。
このことが、次の主のことばによって意味されています、

持つ者にはだれにも、あり余るほど持つようにと与えられますマタイ13:12; 25:29)。
量りをよくして、押しつけられ、揺さぶられ、あふれるまでに、ふところに与えられますルカ 6:38)。