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天界と地獄407

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407. いのちが身体の中にあったとき他の者にまさって勢力があった者が、来世でまたも支配しようとする欲望を持ち続けました――彼に、「あなたは永遠である他の王国にいる。地上でのあなたの支配は死んだ。それで、だれも、善と真理にしたがって、また主の慈悲の中にいた世での生活にしたがって尊重される。さらに、この王国も地上のようであって、そこの富のために、また君主からの恩恵のために尊重される。ここでは、富は善と真理であり、また君主からの恩恵は慈悲であり、人間は世での自分の生活にしたがって主のもとの慈悲の中にいる。もし、これと異なって支配することを欲するなら、反逆者である。なぜなら、他の王国にいるからである」と言われました。
彼はこのことを聞いて恥じました。