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天界と地獄409

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409. 天界の楽しさのものがその本質ではどんなものであるか、記述されることはできません。天使のいのちの最内部の中に、ここから彼らの思考と情愛の個々のものの中に、またこれらから話し方や行動の個々のものの中に存在するからです。
それは、快さと幸福を受け入れるために内的なものが十分に開かれ、解放されているようなものです。快さと幸福は個々の繊維へ、このように全体を通って広がります。そこから、その知覚と感覚は記述されることのできないようなものです。なぜなら、最内部から始まるものは最内部から導かれる個々のものの中に流入し、それ自体を外なるものへ向けて常なる増加をもって増殖するからです。
まだ天界へ高められていないので、その快さの中にいない善霊は、天使の愛のスフェアからそれを知覚するとき、いわば心地よい失神に陥るかのような快さに満たされます。
このことは天界の楽しさが何か知ることを願った者にときどき起こります。