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天界と地獄410

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410. ある霊もまた天界の楽しさが何か知ることを願いました。それゆえ、その楽しさについて、それ以上耐えることができないほどに知覚することが許されました。しかしそれでも、このことは伝達によって私に把握することが与えられたのですが、天使の楽しさではなく、天使の楽しさの最小のものでもほとんどなく、このようにほとんど冷たいような、微々たるものでしたが、それでも彼らの最内部の楽しさであったので、それを最も天界的なものと呼びました――ここから、天界の楽しさに段階があるだけでなく、ある者の最内部の楽しさは、他の者の最低のものまたは中間のものにも匹敵しないこと、さらに、だれかが天界の自分の楽しさの中にいて、自分自身の最内部の楽しさを受け容れるとき、さらに内なるものには耐えられず、彼に苦痛をひき起すものになることが明らかになりました。