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天界と地獄 412

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412. 来世にやって来るほとんどすべての者は、天界の至福と幸福が何か知りません。内なる楽しさが何か、またどんなものか知らないで、身体的で世俗的な喜びと楽しさだけから知覚力を得ているからです――それゆえ、知らないものを無であると考えますが、それでもそのとき、身体的で世俗的な楽しさのほうが相対的に無です。

それゆえ、天界の楽しさが何かを知らない正直な者が、知り、認めるために、最初にすべてのものが想像を超えている楽園へ導かれます――その時、天界の楽園に到着したと思います、しかし、それは天界の真の幸福ではないことを教えられます。それゆえ、彼らに楽しさの内的な状態について、それらの最内部までも認めることを知覚することが与えられます――その後、平和の状態の中へ、それらの最内部にまでも、その時、「この状態はどのようにしても表現できないし、想像できるものでもない」と認めながら――最後に、無垢の状態の中へ、さらにまたそれらの最内部の感覚にまで連れて行かれます。

ここから彼らに、何が霊的なまた天界の真の善か、知ることが与えられます。