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最後の審判 13

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13(6)神的なすべての働きは無限なものと永遠なものに目を向けている
このことは、天界の中にも世の中にも存在する多くのものから明らかにすることができます。どちらの場所にも、他のものと完全に似るかまたは同じものは決して存在しません。他のものと完全に似るかまたは同じ顔は存在しませんし、永遠に存在することもありません。同じく、完全に他のものに似ているアニムス(心)は存在しません。それゆえ、このように多くの顔またこのように多くのアニムス(心)〔を持つ〕それほど多くの人間、なおまたそれほど多くの天使〔がいます〕。ある人間の中に、その中にそれでも身体を構成する無数の部分があり、心(アニムス)を構成する無数の情愛がありますが、それらは、完全に似ているかまたは同じものが、他の者の中にあることは決してありません。ここから、〔人間は〕他の生活から区別されたそれぞれの生活を送ります。似た事柄が自然のすべてと個々のものの中にあります。このような無限の多様性がすべてと個々のものの中にあることは、原因のすべての起源を無限なものである神性から得ています。ここからどこでも、目的のために、すべてのものがご自分の働きのとして神性から見られるように、同時に、すべてのものがその働きとして神性に目を向けるように、無限なもののある種の映像があります。
それぞれのものがどのように無限なものと永遠なものに目を向けるか、ある軽い証拠が実例に役立ちます――どんなものでも種は、あるいは木の実、あるいは収穫物の種、あるいは花の種は、無限に増え、永遠に存続することがことができるように創造されています。というのは、一つの種から五、十、二十、百までも多くの種が生まれるから。これらの個々のものからもまた、一つの種からこのような結実が絶えず続き、百年内だけで一つの地球の表面だけでなく、無数の地球の表面もまた満たすことができ、それだけ多くのものが生まれます――同じ種がその継続が永遠なものであるように創造されています――ここから、これらの中に、同様に他のものの中に、どのように無限と永遠の観念があるか明らかです。
天使の天界は、そのことのために全世界のすべてのものが創造されました。なぜなら、天使の天界は目的であり、そのことのために人類が創造され、人類は目的であり、そのことのために目に見える天が、そこに地球が創造されたからです。そのために、その神性の働き(わざ)は、すなわち、天使の天界は、もっぱら無限なものと永遠なものに目を向け、したがって終わりなしにその増えることに目を向けます。なぜなら、そこに神性そのものが住むからです――ここからもまた、人類が決して終わらないことを明らかにすることができます。なぜなら、もし終わりになるなら、神的な働き(わざ)は確定した数で終わりになり、このように無限なものへの観点は失われてしまうからです。