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最後の審判 64

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64(7)今後、地からそこにやって来る者の状態について
今や最後の審判がなし遂げられ、そのことによって主によりすべてのものが秩序の中に戻され、そして内的に善良であったすべての者が、天界の中に上げられ、内的に悪い者は地獄の中に投げ落とされたので、今後、今までのように、天界の下に、また地獄の上に社会へと形成されるような、他の者と共通のものを持つようなことは許されません。しかし、そこへやって来ると直ぐに、それはそれぞれの者に死後に生じ、完全に分離され、霊たちの世界の中で時を送った後、自分の場所の中へ導かれます。それゆえ、聖なるものを冒涜し、天界を開け、閉ざす力を、そして、罪を赦す力を自分自身に要求した者は、それでもその力は主おひとりのものですが、その者は教皇の大勅書をみことばと等しくし、支配を目的とした者ですが、今後、直ちに、黒い海あるいは沼地の中へ運ばれました、そこには冒涜者の地獄があります。
しかし、私に天界から、「それらの者は、その宗教的信念から死後の生活について、その生活を心で否定するので何も考慮しないで、世の中の生活についてだけを考慮し、またここから死後のこのような自分たちの運命を、それでもそれは永遠に残るが、つまらないものと見なし、その生活について無意味な事柄のように嘲笑するような者である」と言われました。