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新しいエルサレムとその天界の教え 7

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7 特に今から以下に続く教えに関して、この教えもまた天界からであるのは、みことばの霊的な意味からであり、みことばの霊的な意味は天使にある教えと同じものであるからです——というのは、地上と等しく天界にも教会が存在するからです。そこに、みことばとみことばからの教えがあり、そこに神殿が存在し、その中で説教がなされています、なぜなら、そこには教会と国家の統治が存在するからです。一言でいえば、天界にあるものと地上にあるものとの間には、天界に住む者はすべて霊的であり、霊的なものは完全さでは自然的なものを無限に越えているので、天界の中のものがすべてさらに完全な状態にあること以外の相違は何もありません。(このようなものが天界にあることは、著作『天界と地獄』のどこにでも、特に「天界の統治」についての章213〜220番の中に、またそこの「神の礼拝」についての章221〜227番に見られます。) ここから「聖なる都、新しいエルサレムが神より天から降って来るのが見えた」ことによって何が意味されるか知ることができます。しかし、私は、新しい教会のための教えそのものに向けて急ぎます。それは天界から私に啓示されたものなので、天界の教えと呼ばれます——これを与えることがこの著作の意図であるからです。