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神の愛と知恵 238

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238 人間は、世の中に生きるかぎり、それらの段階が自分自身のもとで開かれることについて何も知りません。その理由は、最終のものである自然的な段階の中にいる時、その段階から、考え、意志し、話し、行動し、内的なものである霊的な段階は、自然的な段階と連続によってではなく、対応によって伝達し、そして対応による伝達は感じられないからです。
 しかしそれでも、人間が自然的な段階を脱ぐ時、それは死ぬとき行なわれますが、その時、世で彼のもとに開かれていた段階の中に、霊的な段階が開かれていた者は霊的な段階の中へ、天的な段階が開かれていた者は天的な段階の中へやって来ます。
 死後、霊的な段階の中へやって来る者は、もはや自然的に考え、意志し、話し、行動することはありません。天的な段階の中へやって来る者は、その段階にしたがって考え、意志し、話し、行動します。
 また、三つの段階の間の伝達は対応によってだけ存在するので、それゆえ、それらの段階に関して愛、知恵、役立ちの相違は、何らかの連続によってそれらの間に共通のものをもたないようなものです。
 これらから、人間に高さの三つの段階があること、また連続的に開かれることができることが明らかです。