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神の愛と知恵 240

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240 二つの能力が主から人間のもとに存在し、それらによって人間は獣から区別されます。
 一つの能力は、何が真理で、何が善であるか、理解できることです。この能力は推理力と呼ばれ、彼の理解する能力です——もう一つの能力は、善と真理を行なうことができることです。この能力は自由と呼ばれ、彼の意志する能力です——というのは、人間は自分の推理力から何でも好むものを、神とともに同じく神に反して、隣人とともにまた隣人に反して、考えることができ、そしてまた、考えるものを意志し、行なうことができますが、悪を知り、罰を恐れるとき、自由に行なうことを断念することができるからです。
 人間はこれらの二つの能力から人間であり、獣から区別されます。これらの二つの能力は絶えず主から人間にあり、取り去られもしません。なぜなら、取り去られるなら、彼の人間性は失われるからです。
 善い者と同じく悪い者のもとにも、それぞれの人間のもとのこれらの二つの能力の中に主はおられます。それらは人類の中の主の住まいです——ここから、善い者と同じく悪い者も、すべての人間は永遠に生きます。
 しかし、人間がこれらの能力の手段で、さらに上の段階を開くに応じて、主の住まいはさらに近く人間のもとにあります。というのは、その開けることによって愛と知恵のさらに高い段階の中に、このように主のさらに近くへやって来るから。これらから、それらの段階が開かれるに応じて、人間は主の中に、また主は彼の中におられることを明らかにすることができます。