神の愛と知恵 396
396 自己愛と世俗愛は地獄の愛であり、人間がそれらの中に入り、このように自分のもとの意志と理解力を破壊することができた理由は、自己愛と世俗愛は創造から天界的なものであるからです。というのは、家のために土台が仕えるように、それらの愛は霊的な愛に仕える自然的な人間の愛であるから——なぜなら、人間は自己と世への愛から、自分の身体によいようにと、食物を与えられ、着せられ、住むことを欲し、自分の家族を世話すること、役立ちのために職を求め、それどころか、執行する事柄の地位にしたがって尊敬されること、従順のために、また世の楽しみを享受し、元気づけられることを欲しますが、これらすべてのものを役立ちであるべき目的のために欲するからです——というのは、それらによって主に仕え、隣人に仕えることの状態の中にいるからです。しかし、主に仕え、隣人に仕えなくてはならない愛が何もなく、自分自身に仕える世からの愛だけであるとき、その愛は天界的なものから地獄的なものになります。なぜなら、その愛により、人間は自分の心と自分の愛を自分のプロプリウム(自己固有のもの)に沈めるようにするからです、そのプロプリウムは本質的にすべての悪です。