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結婚愛 37

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37 (4) 特に、性愛が残り、地上で霊的であって、天界にやって来る者のもとに、結婚愛が残る
人間のもとに性愛が残ることは、その時、男性は男性、女性は女性であり、そして男性の中の男らしさは、同様に、女性の中の女らしさは、その全部の中にまたすべての部分の中にあり、そして個々のものの中に結合への傾向が、実に、彼らの最小のものの中にあるからです――さて、創造からその結合への傾向が着せられているので、一方がもう一方との結合を願い、結合したがることがいえます。
本質的に眺められた愛は、結合への願望とここからの努力、また一つのものとしての結合への結婚愛でしかありません。というのは、男性の人間と女性の人間は、二つのものから一つの人間すなわち一つの肉のようになることができるように創造されているからです。また一つになる時、そのとき一緒に、人間はその完全さの中でひとまとめにされます。しかし、その結合がないなら二つです、そして二つとも、いわば分割された人間すなわち二つに分かれた人間です。
さて、その結合への傾向が、男性の個々のものの中に、また女性の個々のものの中に、最内部に隠れています、そして一つのものとして結合への能力と願望が個々のものに内在するので、相互のまた交互の性愛が、人間のもとに、死後、残ることがいえます。