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結婚愛 64

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64 (4) その愛は、その起源とその対応から、天界の天使と教会の人間のもとにある主からのすべての愛よりも、天的なもの・霊的なもの・聖なるもの・純粋なもの・清潔なものである
結婚愛が、善と真理の結婚であるその起源から、このようなものであることは、すぐ前にわずかなものを説明しましたが、そこでは単に予備的に扱いました。主と教会の結婚に対応するものから同様に、その愛がこのようなものであることを〔説明しました〕――これら二つの結婚は、それらから小枝のように結婚愛が降り、神聖そのものです。それゆえ、もし主であるその創造者から受け入れられるなら、その方から神聖なものが続き、それは絶えずそれを浄化し、清めます。もしその時、人間の意志の中にそれへ向かう願いと努力があるなら、その愛は、日ごとに、永久に清潔で純粋なものになります。
[2]結婚愛は、天界の天使のもとにあるので、天的なものと霊的なものと呼ばれます。最高の天界の天使のもとで天的なものです、その天使たちは天的と呼ばれるからです。また、その天界の下の天使のものでそれは霊的なものです、その天使たちは霊的と呼ばれるからです――それらの天使たちがそのように呼ばれるのは、天的なものは愛とここからの知恵であり、そして霊的なものは知恵とここからの愛であるからです。彼らの結婚のものも同様です。
[3]さて、結婚愛は高いものも低いものも天界の天使のもとにあるので、最初の章の「天界の結婚について」にも示されたように、それが聖なるものまた純粋なものであることが明らかです。
その愛は、その派生物からその本質として眺められるとき、他の愛よりも聖なる純粋なものです、天使のもとと人間のもとで、それが他の愛の頭のようであるからです。その卓越性について、今から、続く節の中で何らかのものを言います。