カテゴリー

結婚愛 77

76◀︎目次▶︎78

7 青銅時代に生きた者のもとの結婚愛について

77 (第三のメモリビリア——)
次の日、案内者であり、仲間である天使がやって来て、言った、「あなたは身支度をしなさい。私たちは西の天界の住民へ出発します、その者は第三の時代すなわち青銅時代に生きた人間です。彼らの住居は南から北へ向かう西の近くですが、北にはありません」。
私は身支度をし、彼に同行し、そして、その天界へ南側から入った。そこにシュロの木と月桂樹からの壮大な森があった。
私たちはそれを通り抜け、その時、まさに西の境界に普通の人間よりも2倍の身長の巨人を見た。
これらの者が私たちを質問した、「あなたがたが森を通って入るのをだれが許したか?」
天使は言った、「天界の神です」。
答えた、「私たちは古代の西の天界の見張り番である。しかしあなたがたは通過せよ」。
[2]私たちは通り過ぎ、見晴らし台から、雲にまで達する山を見た。そして見晴らし台の中の私たちとその山の間に、中間の庭園・木立ち・平地とともに村また村を見た。
私たちは村を通り抜け、山へ上った。見よ、頂上は頂上ではなく、平地であり、この上に広々とした都があった。そのすべての家は樹脂(乳香)の木の木材から、それらの屋根は板からできていた。
私は質問した、「なぜ、ここの家は木造りなのですか?」
天使は答えた、「木(材)は自然的な善を意味します、この善の中に地上の第三の時代の人間がいたからです。銅もまた自然的な善を意味するので、それゆえ、その中に生きた時代は、古代人から銅にちなんで呼ばれました——この聖なる大建築物もまたオリーブの木の木材から建てられ、その真ん中に聖所があり、そこの箱の中にイスラエルのみことばよりも前にアジアの住民に与えられたみことばが置かれています。その歴史的な書物は『エホバの戦い』、預言的な書物は『宣言』と呼ばれ、両方ともモーセにより名前を挙げられています(民数記21:14, 15, また27–30)。これは今日、アジアの領域の中で失われ、大タタールの中にだけ保存されています」。
その時、天使は私を一つの大建築物へ導いた、そして私たちは内側を、その真ん中に、全部が最も白く輝く光の中にあるその聖所を見た。天使は言った、「その光は古代のそのアジアのみことばからです、というのは、すべての神的真理は天界で輝くからです」。
[3]大建築物から出て来る者たちから、私たちは、「都に、ふたりの外国人(よそ者)がいる、彼らがどこからか、ここで何の用事をするつもりか、検査しなくてはならない」と告げられたことを聞いた。集会所から従者が走り寄り、私たちに裁判所へ行くよう命令した——私たちがどこからか、ここで何の用事をするつもりかとの質問に、私たちは答えた、「私たちはシュロの木の森を、そしてまたあなたがたの天界の見張り番である巨人の住居を、その後、村の地域を通り過ぎました。それらから、あなたがたはここへ私たちがやって来たのは、私たちからでなく、天界の神からであることを結論することができます。私たちの用事は、あなたがたの結婚について、一夫一婦であるかあるいは一夫多妻か教えられたいことです」。
彼らは答えた、「一夫多妻とは何か、それらは淫行ではないのか?」
[4]その時、この裁判の集会で、私たちを自分の家の中で、この用事について教えるひとりの知的な者を委任した。この者は自分の家の中で、自分自身に妻を付き添わせ、これらを話した——
「真の結婚愛にいて、ここから世でその愛の美徳と能力で他の者よりもまさっていました、また今では、東にある自分の天界の中で、最も祝福された状態にいる太古の者たちすなわち最古代の者たちから、私たちは、結婚について私たちのもとに保たれた教訓を持っています。
私たちは彼らの子孫であり、彼らは、私たちの父のように、息子たちに生活の規範を手渡しました、それらの間に結婚についてこれらがあります——

息子たちよ、あなたがたが神と隣人を愛することを欲するなら、またあなたがたが賢明であることを、永遠に幸福であることを欲するなら、私たちはあなたがたにあなたがたが一夫一婦で生きるよう勧める。もしこの教訓からあなたがたが退くなら、あなたがたは天界のすべての愛を、このこととともに内なる知恵を追い払う、あなたがたは追放される。

私たちの父のこの教訓に私たちは息子として従順でした、私たちはその真理を知覚しました、それらは、だれかが配偶者だけを愛せば愛すほど、それだけ天界的なものに、内なるものになります。また、だれかが配偶者だけを愛さなければ愛さないほど、それだけ自然的なものに、外なるものになります。この者は、自分自身と自分の心の想像の産物でないなら愛さないし、この者は気の狂った者か愚か者です。
[5]これらから、この天界の中の私たちすべての者は一夫一婦の者です——そのような者であるので、それゆえ、私たちの天界のすべての境界は、一夫多妻者たち、姦淫者たち、淫行者たちから守られています。一夫多妻者が入り込むなら、北の暗やみへ追い払われます。姦淫者が入り込むなら、西の炉へ追い払われます。淫行者が入り込むなら、南の愚かな光の中へ追い払われます」。
これらを聞いて、私は、北の暗やみ・西の炉・南の愚かな光によって何が意味されるか質問した。
「北の暗やみは心の鈍さ、そして真理の無知であり、西の炉は悪の愛であり、南の愚かな光は真理の虚偽化であり、これらは霊的な淫行です」と答えた。
[6]これらの後、「私たちの宝庫へと、私に従いなさい」と言った。
私たちは従った。私たちに最古代人の書いたものを見せた、それは木と石の板の上に、その後、滑らかにされた木版の上にあった。また、第二の時代ではその書かれたものを羊皮紙の上に記録した。彼は羊皮紙を示した、その上に石の板から写筆された太古の規範が、それらの間にもまた結婚についての教訓があった。
[7]古代のまさに注目すべきこれらのものが見られて、天使は言った、「今は、私たちが立ち去らなくてはならない時です」——その時、もてなす者(主人)は庭園へ出て行き、木からいくつかの小枝を取り、束に結び、「これらの小枝は、私たちの天界に原産の、すなわち、特有の木からであり、その樹液はバルサム(芳香)から香ります」と言って、与えた。
私たちはこの束を持ち去り、見張り番がいなかった東に近い道を通って、降った——見よ、銅または青銅にちなんで名づけられた第三の時代の人々のもとに私たちがいたしるしとして、小枝は、光り輝く青銅に、それらの先端は金に変わった。