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結婚愛 123

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123 人間の受ける真理に、主が善を接合させ、結合させることは、人間が善を自分自身からのように得ることができないから、というのは、彼の前に目に見えないからです。その理由は、光ではなく、熱に属すものであり、熱は感じられますが、見られないからです――それゆえ、人間が思考の中で真理を見るとき、意志の愛から思考の中に流入し、それにいのちを与える善について熟考するのはまれです。
 妻も自分自身のもとで善について熟考しません、しかし、自分自身に対する夫の好みについて熟考します、それは知恵への彼の理解力の上昇にしたがっています。主から彼女のもとにある善を、妻は、夫がその適用について何らかのものを知っていることとは別に適用させます。
 そこで、これらから、人間は主から真理を受けること、また主がその真理に善を、役立ちのために真理の適用にしたがって、そのように、人間が賢明に考え、ここから賢明に生きることを欲するほど接合する、という真理が明らかです。