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結婚愛 122

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122 (5) 主から発出し、流入する善と真理の結婚から、人間は真理を受け、主はこれを善に結合される。こうして教会は主により人間のもとで形作られる
 人間が一つものとして主から発出している善と真理から、真理を受け、これを自分のものとして受けます、自分自身のものとして自分のものにするからです、なぜなら、それ〔真理〕を自分自身から〔得たものの〕ように考え、同様にそれ〔真理〕から話すからです。これは、真理が理解力の光の中にあり、ここからそれを見ることから生じます。自分自身の中に、すなわち、自分の心の中に、見るどんなものでも、どこからであるか知りません、というのは、〔その〕流入を、目の視覚の中に落ち込むように見ないからです、ここから、自分自身の中にあると思ってしまいます。
 そのように見られることは主から、人間に、人間であるために、そして彼に結合の交互のものがあるために与えられています。
 加えて、人間は知り、理解し、賢明になる能力に生まれています、これらの能力が真理を受け、それらによって、彼に知識・知性・知恵があります――女性は男性の真理によって創造され、彼への愛として形作られているので、結婚後、女性もますます自分自身の中に夫の真理を受け、それを自分の善と結合させることがいえます。