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結婚愛 121

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121 (4) 教会との主の結婚から生まれる霊的な子孫は、真理であり、それらから理解力・知覚・すべての思考がある、また善であり、それらから愛・仁愛・すべての情愛がある
 真理と善が霊的な子孫であることは、それらは主から教会によって生まれ、主が善そのものと真理そのものであられるからです、これらはその方の中で二つではなく一つです。なおまた主から、その方の中のものであり、その方であるもの以外の何らかのものは発出することができないからです。
 善と真理の結婚が主から発出し、人間のもとに流入し、そして教会からの者の心といのち(生活)の状態にしたがって受け入られることは、「善と真理の結婚」についての先行する章に示されています。
 真理によって、人間に理解力・知覚・すべての思考があり、善によって、愛・仁愛・すべての情愛があることは、人間のすべてのものは真理と善に関係しているからです。二つのものが人間の中にあり、それらは意志と理解力をつくっています、そして意志は善の容器であり、理解力は真理の容器です――意志に特有なものは愛・仁愛・情愛であり、理解力に特有なものは知覚と思考であることは、論証からの光を必要としません、この光が理解力自体に内在し、言明するからです。