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結婚愛 141

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141 (2) 貞潔は一夫一婦の結婚、すなわち、ひとりの夫とひとりの妻の結婚についてだけ述べられる
 貞潔が彼らについてだけ述べられることは、結婚愛が自然的な人間のもとに住まないで、霊的な人間の中に入り、連続的にそれ自体に、善と真理の結婚である霊的な結婚そのものへの道を開くからです、それはその起源であり、それ自体をそれに結合させます。というのは、前に数多く示されたように、その愛が知恵の増大にしたがって入り、これ〔知恵の増大〕は主により教会を植え付けることにしたがっているからです。
 このことは一夫多妻者のもとに生じることができません、これらの者は結婚愛を分割し、この分割された愛は、本質的に自然的である性愛に似ているからです。しかし、これについて何らかの〔述べる〕価値あるものが「一夫多妻について」の章の中に見られます。