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結婚愛 143

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143 (4) 真の結婚愛は貞潔そのものである
その理由は――

(ⅰ) それは主からであり、主と教会の結婚に対応しているからである。
(ⅱ) 善と真理の結合から降っているからである。
(ⅲ) 人間のもとの教会であるように霊的なものであるからである。
(ⅳ) 根本的な愛と天的なまた霊的なすべての愛の源であるからである。
(ⅴ) 人類の真正の苗床、またこれから天界の天使たちの真正の苗床であるからである。
(ⅵ) それゆえ、天界の天使たちのもとにも存在し、それから彼らのもとに愛と知恵である霊的な子孫が生まれるからである。
(ⅶ) また、このようにその役立ちは創造の他の役立ちにまさっているからである。

 これらから、真の結婚愛は、その起源から、またその本質から眺められて、純粋なまた聖なるものであること、これほどに純潔と神聖、それゆえ、貞潔そのものと呼ばれることができるといえます。しかしそれでも、人間のもとで天使のもとでも、あらゆる点で純粋ではないことは、今から続く次の第(6)節に見られます(146番)。