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結婚愛 160

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160 (4) 妻のもとに男(夫)を自分自身に結合させるための性向が変わらずに、永続的にある、しかし男(夫)のもとに一定でなく、交替的である
 その理由は、愛は、愛し返されるために、愛し、それ自体を結合することしかできないからです。その本質といのちは他のものではありません。そして、女たちは愛に生まれています、しかし、男たちは、愛し返されるために、それらに自分自身を結合するとき、受け入れるものです。
 さらに、愛は絶えずある効果をひき起こします。熱・炎・火のようであり、それは、もし効果をひき起こさないように抑制されるなら、失われます。ここから、自分自身に男を結合するための性向が、妻のもとに不変のものも永続するものです――けれども、男のもとに妻への同様の性向がありません、男は愛ではなく、単に愛を受け入れるものであるからです。受け入れの状態は、さえぎる不安にしたがって、あったり、欠けたりします。心の中のいろいろな原因から熱のあるなしの変化にしたがって、また身体の中の力の増大減少にしたがって、それらは一定不変でなく、定まった時間で戻らないからであり、それらの結合への性向は男のもとで不定で、交替的であることがいえます。