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結婚愛 165

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165 男(夫)の理性的な知恵との妻の結合は内部からであることは、この知恵が男(夫)たちの理解力に特有のものであり、光の中へ上がり、その中に女たちはいないからです。女たちがその〔知恵〕から話さないで、男(夫)たちの交わりの中で、似たものを議論するそれらの中で、黙り、単に聞くことがその理由です――それでもやはり内部から妻たちのもとにあることは聞くことから、夫から聞き、聞いたことを内部でそれらを認めていること、またそれらに賛同していることから明らかです。
 けれども、男(夫)の道徳的な知恵との妻の結合は外部からであることは、それらの知恵の美徳が大部分に関して女のもと同様のものに類似していて、男(夫)の理解力の意志から得ているからです、それらを妻の意志は結合させ、結婚をつくっています。妻は男(夫)のもとのそれらを、男(夫)よりもさらに、自分自身のもとにそれらを知っているので、それらとの妻の結合が外部からであることが言われます。