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結婚愛 226

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226 (17) 結婚愛は、夫婦からの一方の者のもとに存在し、同時にもう一方の者のもとに存在しないことができる
 というのは、一方の者は心から自分自身に貞潔な結婚を誓うことができます、けれども、もう一方の者は何が貞潔か知らないからです。一方の者は教会のものを愛することができます、けれども、もう一方の者は世のものだけを愛します。一方の者は心に関して天界にいることができます、もう一方の者は自分に関して地獄にいます。ここから一方のものに結婚愛があり、もう一方の者のもとに存在しないことができます――これらの心は、反対の方向にあるので、内部に互いに衝突します。もし衝突がないなら、それでも結婚愛にいない者は、配偶者〔特に女〕を、醜さから、いやな老婆のように眺めます。等々。