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結婚愛 243

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243 (8) 冷淡の内なる原因の第四のものは、宗教の虚偽である
 その理由は、霊的なものの中の虚偽は、宗教を取り去るかあるいはそれを汚すからです。虚偽化された本物の真理が存在する者のもとで取り去ります。ある種の虚偽が存在する者のもとで汚します、しかし〔その者には〕本物の真理がありません、それゆえ、虚偽化されません。後者のもとに、それらの虚偽のあるものとともに、主による適用によって結合されることができる善が存在することができます。というのは、これらの虚偽は、不調和ないろいろな音のようであり、それらは巧みにまとめ、しみ込ませることによって、調和する音へ、ここから、さらにまたこの喜ばしさへ導かれるからです。これらの者のもとに何らかの結婚愛がありえます、しかし教会の本物の真理を、自分自身のもとで虚偽化した者のもとに、ありえません――これらから、真の結婚愛について支配的な無知があるかまたは、〔その愛が〕ありえることに否定的な疑いがあります。そしてまた、これらから多くの者の心に、姦淫は宗教の愛ではないという狂気が宿っています。