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結婚愛 244

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244 (9) 前述の原因は冷淡の内なる原因であるが、多くの者のもとで同時に外なるものではない
 もしこの原因がやはり定められ、確信されたものなら、それらは内なるものの中の冷淡の原因であり、外なるものの中に同様に冷淡を生み出します、その時、内なる冷淡と同数のこのように多くの分離が生じます。また宗教の虚偽の中に、異なった宗教の中に、または何も宗教がない中にいる者の結婚と同数の、それらについて扱いましたが、このように多くの冷淡があります――それでも、多くの者は、愛があるかのように、また相互の友情があるかのように一緒に住むことがよく知られています。しかし、内なる冷淡の中にいる者のもとのこれら〔愛と友情〕がどこからか、続く章「結婚での、みせかけの愛・友情・好意の原因について」で言います。
[2]多くの原因があり、それらはアニムス(気質)を結合させます、しかしそれでも霊魂を結合させません。原因の間に、前に列挙されたものからの何らかのものがあります(153番)。しかしそれでも、秘められた冷淡が内部に隠れていて、あちこちで、気づかれ、感じられるようになっています。これらの者のもとで、情愛は相互から分かれます、しかし思考は、話すことと振る舞いの中に出る時、友情と好意の外観のために、近づきます。そのために、彼らは真の結婚愛の楽しさと快さについて、まして幸せと至福について何も知りません。彼らにとって、これらはほとんど作り話でしかありません。
 結婚愛の起源を同じ原因から考案したこれらの者は(ヨーロッパの)国々から集められた九つの知恵の集団の者たちの間にいます、彼らについては前にメモラビリアで〔述べました〕(103―114番)。