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結婚愛 245

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245 前に確信したものに対して、たとえ夫の霊魂に結合していなくても、それどころか、そこに住んでいる冷淡が分離させていても、それでも霊魂が父から繁殖される、と異論を唱えることができます。しかし、それでも霊魂が、すなわち、子孫が繁殖される理由は、男(夫)の理解力が閉ざされず、これは光の中に上げられることができ、その光の中に霊魂があるからです。しかし、彼の意志の愛は、彼を自然的なものから霊的なものにする生活によってでないなら、そこの光に対応した熱の中に上げられません。ここから、それでも霊魂が生れます、しかし精子が生じる時、彼の自然的な愛のものであるようなものによって、降下するものの中におおわれています。このことから遺伝悪がわき出ます。
これらに私は天界からの秘義を加えます――二つの分離した霊魂の間に、特に夫婦の間に、結合が中間の愛の中に生じます、そうでなければ、人間のもとに妊娠は生じないことです。
このことのほかに、結婚の冷淡について、また心の最高の領域の中にあるその座についてです、このことは本章の最後のメモラビリアに見られます(270番)。