カテゴリー

結婚愛 259

258◀︎目次▶︎260

259 (23) 冷淡の偶発的な原因の第四のものは、夫が妻について昼夜に〔妻が〕欲していると考え、また逆に、妻が夫について〔夫が〕欲していないと考えることである
 このことが妻のもとで愛の停止の原因であること、またそれが男(夫)のもとで冷淡の原因であることは、論証しないで割愛します。
 なぜなら、男(夫)は、もし昼間に彼の視野に、また夜に彼の脇にいる妻について、「彼女が望んでいるまたは欲している」と考えるなら、極度に冷たくなります、また逆に、妻は、もし男(夫)について、「できる、でも欲しない」と考えるなら、自分の愛を失います、これらのことは結婚愛についてのアルカナを学んでいる夫の認識の間にあるからです。
 これらを話したのも、この著作が完全にされ、結婚愛についての知恵の歓喜が満たされるようにとの目的のためです。