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結婚愛 288

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288 (17) 汚点の弁解とここからの悪評の回避のためである
配偶者が悪評を恐れる汚点は多くのものがあり、あるものは重大であり、あるものは重大ではありません。前章に列挙された分離の原因(252と253番)よりも軽い、心の汚点と身体の汚点があります。それゆえ、悪評のためにもうひとりの配偶者によって沈黙が守られる汚点が意味されます――これらのほかに、ある者のもとに、もし公けにされるなら、問題とされる法律の刑罰のものである偶発的な罪悪があります。たいていの男たちが自慢する〔ような〕能力の欠如が黙っておかれるようなものです。
悪評の回避のためのこのような弁解が、配偶者に愛と友情の見せかけの理由であることは、さらなる確証なしに、明らかです。