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結婚愛 362

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362 (3)人間の愛がどのようなものであるかによって、善の愛がある者に、また悪の愛がある者に、そのような熱意がある
 熱意は愛のものであるので、愛がどのようなものであるによって、そのようなものであることがいえます。また、全般的に二つの愛、善への愛とここから真理への愛、そして悪への愛とここから虚偽への愛があるので、ここから、全般的に善とここから真理のための熱意、また悪とここから虚偽のための熱意が存在します。
 しかし、両方の愛に無限の変化があることを知らなければなりません。
 このことは、天界の天使たちから、また地獄の霊たちからはっきりと明らかです――これらの者は、霊界の中で、自分の愛の形です、それでも、顔・話し方・歩行・振る舞い・態度に関して他の者と絶対的に似ている天界の天使はひとりも存在せず、地獄の霊もそうです。それどころか、永遠に存在することができず、両方の場所で、無数に増やされます。
 ここから、それらの形がこのようなものであるので、愛に無限の変化があることが明らかです。
 熱意も同様です、これは愛に属すからです。すなわち、ある者に他の者の熱意と絶対的に似ているかまたは同じである熱意が存在することができないことです。
 全般的に、善の愛の熱意があり、悪の愛の熱意があります。