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結婚愛 368

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368 (7) 嫉妬は、配偶者の愛を悩ましているものに対する燃える火のようであり、その愛が奪われることに対する身震いする恐れのようである
 ここに、配偶者と霊的な愛にいる者の嫉妬について、続く項目の中で自然的な愛にいる者の嫉妬について、この後、真の結婚愛にいる者の嫉妬について扱います。
 霊的な愛にいる者のもとで、嫉妬はいろいろです、彼らの愛がいろいろであるからです、なぜなら、霊的あるいは自然的である愛は、ふたりの者のもとに、まして多くの者のもとに完全に似た愛は決して存在しないからです。
[2]霊的な嫉妬、すなわち、霊的な者のもとの嫉妬は、彼らの結婚愛を攻撃する者に対して燃え出す火のようであることは、両方の内なるものの中に愛の源があるからです、彼らの愛はその源から最終的なもの(最外部のもの)まで(最初の源からの)派生物に従い、同時に心と身体のものである中間のものから、愛らしいものの結び付きの中に保たれます。
 これらの者は、霊的であるので、その結婚の中で目的として結合を、またその中で霊的な休息を、そしてこの楽しさに目を向けています。さて、自分のアニムス(外なる心)から分裂を退けるので、それゆえ、その嫉妬は攻撃する者に対して奮起し、投げつける火のようです。
[3]さらにまた身震いする恐れのようであることは、彼らの霊的な愛は一つであるように意図しているからです。それゆえ、もし原因が存在するようになるかまたは分離の外観が起こるなら、結合された二つの部分が引き離される時のような身震いする恐れが生じます。
 霊的な結婚愛にいる者によりこれらの嫉妬の記述が私に天界から与えられました。というのは、自然的な結婚愛・霊的な結婚愛・天的な結婚愛があるからです。自然的な者と天界的な者〔=霊的な者〕そして彼らの嫉妬について、続く二つの項目の中で言います。