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結婚愛 450

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450 (5) 性愛は全面的に抑制されることができない、むしろ、ある者のもとで害なしに私通の中へ出て行く
 〔性的〕刺激の過多に苦しみ、原因となり、働きかけられる者のもとの性愛の過度の抑制による害を列挙することは重要性に欠けます――ここから、これらの者のもとに、名前を挙げないで黙っていられるような知られていない悪があり、ある種の身体の病気や心の疾患があります。
 情欲の活動に抵抗することができるような、これほどに性愛が制御されている者のもとでは異なっています。同じく、若い年齢で、世の財産の損失なしに、そのように最初のすべてのもので、適法の夫婦としてともに寝ることへ、自分自身を導き入れることの自由がある者のもとで異なっています。
 天界で幼児が結婚の年齢へと成熟するとき、そのようになるからです、それゆえ、そこでは私通が何か知られていません。しかし、地上で事柄は同様ではありません、そこでは、青春時代の過ぎ去った後でないなら、結婚することができません、これは、そこに職務が長い間になし遂げられ、家と家族を支えるための財産を稼ぎ、その時、初めてふさわしい妻が求められるという制約内の多くの者に生じます。