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結婚愛 464

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464 (2) 妻と一緒のめかけ囲いは、キリスト教徒に許されない、嫌悪すべきものである
 許されないものであることは、結婚の契約に反しているからです。嫌悪すべきものであることは、宗教に反しているからです。前者と同時に後者に反するものは主に反します――それゆえ、ある者を重大な真の理由なしに妻にめかけ結びつけると直ぐに、彼に天界が閉ざされ、天使たちにより、もはやキリスト教徒の間に数えられません。その時から、教会と宗教のものであるものもまた踏みつけられ、そしてその後、顔を自然的なものの上方へ上げません、しかし、自分の情欲に一致する〔異教の〕神へ自分自身を向け、その〔自然的なものの〕流入から、その後、彼の霊は呼吸します(=生き生きとなります)。
 この背教(神の拒否)の内的な原因を続くものの中で明らかにします。
 このめかけ囲いが嫌悪すべきものであることを、その男自身が見ません、天界が閉ざされた後、霊的な狂気がひき起こされるからです。しかし、貞潔な妻はそれを把握します、〔彼女は〕結婚愛であるからであり、この愛はそれに吐き気を催します。それゆえ、彼女たちからの多くの者もまた、彼女たちの貞潔が娼婦から夫に付着している情欲の接触感染から汚されないように、自分の夫との実際の結合を拒否します。