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結婚愛 483

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483 これらに私は霊界からの話しに出す価値があるものを加えます――

 そこ〔霊界〕で私は聞いた。妻帯者の男のある者に、損なわれていない女たちすなわち処女たちと、ある者に性を楽しんだ者または娼婦と、ある者に、結婚した女すなわち〔他の者の〕妻たちと、ある者に、高貴な家系からの、またある者に、高貴でない家系からのこのような者と、淫行する情欲があることである――そのようであることを、私はその世界の中のいろいろな王国からの多くの者から確信した。
 私がこのような情欲の多様性について熟考したとき、私は、すべての快さを他の者の妻と得て、未婚の女と何も〔快さを得〕ない者が存在するのか質問した――それゆえ、私が、存在することを知るために、ある王国からの多くの者が私へ連れて来られ、その者は自分の情愛にしたがって話すことが保たれた。
 これらの者は、自分たちに唯一の快楽と快さがあったこと、そしてまた、他の者の妻と姦通することを言った。美しい女〔他の者の妻〕を眺め、富にしたがって大きな報酬で彼女を雇った。また、多くの場合、報酬について彼女だけと約束する。
 私は、なぜ、未婚の女を雇わないのか質問した。
 彼らは、このことが自分たちに普通であり、本質的に価値がなく、それに何も快さが内在しないことを言った。
 さらにまた私は、 それらの妻たちはその後、自分の夫へ戻り、そして彼らと生活したのか質問した。
 娼婦となったので、あるいは戻らない、あるいは冷たい生活をした、と答えた。
[2]その後、私は、妻帯者である時、これを行なうことは二重の姦淫であることを、また、このような姦淫が人間をすべての霊的な善から荒廃させることを、かつて考えたか、あるいは今、考えているか、まじめに質問した。
 そこにいた多くの者は、これを笑って、「霊的な善とは何か?」と言った。
 しかし、私は、「自分の霊魂を夫の霊魂とその妻の中に混ぜることよりも忌まわしいものは何ですか?あなたは精子(精液)の中に男の霊魂があることを知らないのですか?」と主張して、言った。
 これに背いて、ブツブツと言った、「このことがそこでは何を傷つけるのか?」
 最後に、私は、「あなたはたとえ神的な律法を恐れなくても、市民の法律を恐れないのですか?」と言った。
 彼らは、恐れないことを答えた、「教会の聖職者のある者だけを恐れる、しかし彼らの前で、私たちはこのことを隠す。もし私たちが〔隠すことが〕できないなら、彼らに善く振る舞う」。
 その後、私は彼らが群れに分けられ、これらからのある群れが地獄へ投げ込まれたのを見た。