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結婚愛 533

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533 天使たちはこれらを聞いて大いにうれしがった。しかし、私の中に悲しみを知覚し、尋ねた、「あなたの悲しみはどこからですか?」
 私は、主により啓示されたそれらの秘義が今日、たとえ優秀さと品位でこれまで公けにされた認識にまさっていても、それでも地上で、何らかの価値がないように評価されていることを言った。
 このことに天使たちは驚き、主に、世を見おろすことを許すよう求めた。
 見おろした、見よ、そこに暗やみそのもの。
 また、彼らに、それらの秘義を紙に書き、紙が地に降ろされ、〔そこからの〕出来事を見るようにと言われた。そのように行なわれた。見よ、それらの秘義が書かれていた紙は、天界から降ろされた。前進中、依然として霊界にあった時、星のように輝いた。しかし、それが自然界へ落ち込んだ時、光は消え、沈むかのように次第に暗くされた——天使により集会の中へ降ろされ、そこに聖職者と平信徒のある者たちからの学識や教養のある者がいて、多くの者からブツブツ言う声が聞かれ、その中に次の声があった。
 「これは何か? 何らかのものなのか? それらを私たちが知るかあるいは知らないにしても、何の関わりがあるのか? 脳から生まれた子ではないのか?」
 また、書かれたものを消すために、ある者は紙を手に取り、折りたたみ、ころがし、それを指で回転させるかのように見られ、そして、ある者は引き裂き、ある者は足で踏みにじりたいと欲しているように見られた。しかし彼らに行なうことが主により押しとどめられ、天使たちに、それらを引き戻し、守るように命令された。天使たちは悲しくされたので、「これがいつまでなのか?」と考えた。「一時と二時と半時まで」(黙示録12・14)と言われた。