カテゴリー

信仰について 56

055◀︎目次▶︎057

56 仁愛から分離した信仰の宗教的信念が「黙示録」の中の「竜」と「二つのその獣」によって意味され、記述されていることは、天界から私に言われただけでなく、天界の下にある霊たちの世界でも示されました。
私は、分離した信仰の中にいた者が天に向かって尾を伸ばした大きな竜のように集まっているのを見ました。このような他の者も、別々に、竜のように現われているのを見ました――なぜなら、その世界では、霊的なものと自然的なものとの対応から、このようなものが出現するからです――それゆえ、この者は、天界の天使により、竜の追随者とも呼ばれます。
しかし彼らには多くの種類の者がいます。彼らのある者は竜の頭を、ある者はその身体を、またある者はその尾を構成しています。
その尾を構成する者は、みことばの真理のすべてを虚偽化する者です。それゆえ、「黙示録」の中で竜について、「その尾は天の星の三分の一を引き下ろした」と言われます。「天の星」によって、真理の認識が、「三分の一」によって、すべてが意味されます。