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神の愛と知恵 104

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104 そこで、天使に光と熱をもたらす太陽については、それは天使が住む地から上がったところ、およそ45度の中間の高さに見られ、人間から遠く離れた世の太陽のように、天使からもまた遠く離れて見えます。その太陽は、変わらずにその高さと距離に見られ、動くこともありません。 
 ここから、天使に日と年に区別された時間はなく、朝から真昼を経て夕方、夜へという何らかの日の進行もなく、春から夏を経て秋、冬へという年の進行もなく、永続する光と永続する春があります——それゆえ、前に述べたように、そこには時間の代わりに状態があります。