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神の愛と知恵 147

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147 神が空間の中におられず、そのことによって遍在されること、なおまた神性はどこでも同一ですが、その方のいろいろな外観がいろいろな受け入れから天使と人間たちの中にあることは前に示しました。
 さて、太陽としての主から発出する神性は光と熱の中にあるので、光と熱は最初に世で大気と呼ばれる普遍的に受け入れるものの中に流入します。その大気は雲を受け入れるものでもあります。人間または天使のもとの理解力である内的なものが、発出する神性を受け入れるとき、このような雲によってまわりをおおわれていることを明らかにすることができます。
 雲によって霊的な雲が意味され、それは思考であり、それが真理からのものであるなら、神的な知恵と調和しますが、虚偽からのものなら、調和しません。それゆえまた、霊界の中で、真理からの思考は視覚に見える形で示されるとき輝く雲のように見え、虚偽からの思考は黒い雲のように見えます。
 これらから、発出する神性は確かにすべての人間の中にありますが、彼らにより多様におおわれていることを明らかにすることができます。