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神の愛と知恵 168

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168 さらに、目的は原因の中のすべてのもの、そしてまた結果の中のすべてのものであることを知らなければなりません——ここから、目的・原因・結果は、最初の目的、中間の目的、最後の目的と言われます。
 しかし、目的が原因の中のすべてのものであるために、目的からの何らかのものがなくてはならず、その原因の中になければなりません。そして結果の中のすべてであるために、原因を通して目的からの何らかのものがなくてはならず、その結果の中になければなりません——というのは、目的はただそれ自体の中だけに存在することはできず、その目的から存在するようになる何らかのものの中になくてはならず、それに目的自体のすべてのものに関して内在し、また働きかけて、存続するまでに、遂行することができるからです。
 最後の目的は最後のものの中に存続し、結果と呼ばれます。