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神の愛と知恵 188

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188 これまで分離の段階または高さの段階について何が知られてきたか、私は知りません。連続の段階、すなわち、幅の段階についてだけが知られています。それでも、両方の種類の段階の知識なしに、何らかの原因は真理の中でよく知られるようになることはできません。
 それゆえ、「この部」の全部でそれらについて扱います——なぜなら、原因が明らかにされ、それらから結果が見られ、このように暗やみが追い散らされることがこの小著の目的であるからです。教会の人間は、神、主について、また一般的に霊的なものと呼ばれる神性についてその暗やみの中にいます。
 私は次のことを話しに出すことができます。
 天使は、「地球上の暗やみのために、どこにもほとんど光を見ない。人間は欺きを捕え、それらを確信し、そのことによって虚偽にまた虚偽を増し加えている。それら確信するために虚偽からと虚偽化した真理から推論によって、原因について暗やみの中にいるために、また真理について無知のために、追い散らされることができないようなものを見つけ出している」と言って、悲しみの中にいます。
 「仁愛から分離した信仰について、その信仰によっての義認について確信している。そのうえ、なおまた、神について、天使と霊たちについての観念について、何が愛と知恵か無知である」と、このことを最大に嘆いています。