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神の愛と知恵 190

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190 世に存在するすべてのものは、それらについて三つの次元(広がり)が属性づけられ、高さのまたは分離した段階から構成された合成されたものと呼ばれます。
 しかし、例で説明します。
 目からの経験から、人間の身体の中のそれぞれの筋肉は最小の繊維から構成され、これらの合成された小束が運動繊維と呼ばれる大きな繊維となり、これらの束が合成されたものとなって存在し、筋肉と呼ばれることはよく知られています。
 神経も同様です——最小の繊維から糸のように見える大きなものが織り交ぜられ、これらを集めたものから神経が織り交ぜられます。他の織り交ぜられたもの、結び付けられたもの、集められたものも同様であり、それらに器官や内臓があります。というのは、これらは、同様の段階を通していろいろに形成された繊維と管から合成されたものであるからです。
 植物界のすべてと個々のもの、鉱物界のすべてと個々のものも同様です——木の中に、三重の秩序の中で、糸の織り交ぜられたものがあります。金属と石の中にも、三重の秩序の中で、部分からの塊となったものがあります。
 これらから、分離した段階がどんなものであるか、すなわち、一つのものからもう一つのもの、またもう一つものを通して第三のものが存在し、それが合成されたものと呼ばれること、また、それぞれの段階は他のものから分離していることが明らかです。