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神の愛と知恵 205

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連続的な秩序の中で最初の段階は最高の段階となり、第三の段階は最も低い段階となる。しかし、同時的な秩序の中で最初の段階は最内部となり、第三の段階は最外部となる

205 連続的な秩序と同時的な秩序があります。
 連続的な秩序は、これらの段階の最高のものから最低のものまで、すなわち、頂上から底辺までです。天使の天界はこの秩序の中にあります。そこの第三の天界は最も高いもの、第二の天界は中間のもの、そして第一の天界は最も低いものです。それらの位置は、それら自身の間でこのようなものです。
 そこの天使のもとの愛と知恵、なおまた熱と光、そのようにまた霊的な大気の状態は、同様の連続的な秩序の中にあります。そこの形と力のすべての完全性は同様の秩序の中にあります。
 高さの段階、すなわち、分離した段階が連続的な秩序の中にある時、それらは三つの段階に分割された柱に例えられることができ、それらによって上り、下ることが行なわれます。その上の階には最も完全なものと最も美しいものがあります。中間の階には、完全さと美しさで劣ったものがあります。けれども、最も低い階には、完全さと美しさでさらに劣ったものがあります。
 しかしながら、同様の段階から構成される同時的な秩序の外観は異なっています。
 この中に連続的な秩序の最も高いものが、それらは言われたように、最も完全なものと美しいものが最内部の中にあり、より低いものは中間部の中に、最も低いものは周囲部の中にあります。
 それらはこれらの三つの段階から構成された固体の中にあるようです。その真ん中に、すなわち、中心に最も微細な部分があり、その周囲に微細さで劣る部分が、また周辺となっている最外部に、それは劣る部分から合成された部分であり、したがってさらに粗雑な部分があります。
 これは平面の中に沈みこんだ柱のようです。その最も高いものが最内部となり、中間のものが中間部、そして最も低いものが最外部となっています。