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神の愛と知恵 210

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210 意志と理解力、また情愛と思考、さらに仁愛と信仰について、それらの主体である実体から抽象して考えることができ、考えたことから、これらのものは実体の状態、すなわち、形の状態であるという正しい観念が滅ぶようになりました——まったく感覚と活動のようであり、それらは感覚と運動の器官から抽象されたものではありません。それらから抽象または分離したものは、想像の所産でしかありません。というのは、目のない視覚、耳のない聴覚、舌のない味覚などのようなものであるからです。