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神の愛と知恵 268

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268 (3) 人間のもとで確信された悪と虚偽は存続し、彼の愛のものと生活のものになる
 悪と虚偽の確信は善と真理を除くこと以外の何ものでもなく、もし増大するなら拒否です。なぜなら、悪は善を、虚偽は真理を遠ざけ追い払うからです——ここから、悪と虚偽の確信は天界を閉ざすことでもあります、なぜなら、すべての善と真理は主から天界を通して流入するからです。天界が閉ざされる時、人間は地獄の中に、同様の悪と虚偽が支配する場所のそこに社会の中にいて、そこからその後、連れ出されることはできません。
 数世紀前の自分の宗教の悪と虚偽を確信した者と話すことが与えられ、私は、彼らが世の中でいたのと似た同じものものの中にどどまっていたのを見ました——人間が自分自身のもとで確信したすべてのものは、彼の愛と生活に属するものになるのがその理由です。意志と理解力のものとなるので、愛に属するものとなり、そして意志と理解力はそれぞれの者の生活をつくります。
 ここから、自分自身に悪と虚偽を確信した人間は、頭からかかとまでこのようなものです。全部がこのようであるとき、何らかの反転または曲げ返しによって彼にとって反対の状態にすること、このように地獄から引き出されることはできません。
 これらからまたこの章から、悪の起源がどこからであるか知ることができます。