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神の愛と知恵 347

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347 (7) 両方の形は、存在するようになる時、繁殖の手段を受ける
 前に言われたように、植物界かあるいは動物界に属する地から産出されたすべてのものの中には、創造の何らかの映像が、なおまた人間の何らかの映像が、そしてまた「無限なる者」と「永遠なる者」の何らかの映像があり、このことは前に示されました(313―318番)。「無限なる者」と「永遠なる者」の映像であることは、無限にまた永遠に繁殖することができることから明らかになります。
 ここから、動物界の主体は、卵あるいは子宮の中の精子を通して、あるいは産み出すことを通して、植物界の主体は地の中の種から、繁殖のすべての手段を受けます。
 これらから、さらに不完全な、有害な動物と植物は、地獄からの直接の流入を通して発生するとはいえ、それでもその発生の後は、間接的に、種(精子)、卵または接ぎ木によって繁殖することを明らかにすることができます——それゆえ、〔直接の〕流入の立場から、〔間接的な〕繁殖は排除されません。