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神の愛と知恵 428

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428 けれども、隣人に対する愛である霊的な愛の中にいる者は、自分のいのちの(生活)に刻み込まれた知恵はもたないで、刻み込まれた知性をもっています。なぜなら、知恵は善への情愛から善を行なうことですが、知性は真理への情愛から善を行なうことであるからです。
 これらの者は信仰とは何かも知りません——信仰のことが言われるなら、真理と理解し、仁愛のことが言われるとき、真理を行なうことと理解します——信じられなければならない、と言われるとき、これはむだな話し方であると言い、「だれが真理を信じないのか?」と言います。彼らは真理を天界の自分の光の中で見ているので、このことを言うのです。それゆえ、見ないものを信じることを、単純あるいは愚かと呼びます。これらの者が、天界の肺を構成します、そのことについてもまた前に述べました。