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神の愛と知恵 431

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431 ここに私は次の注目すべき出来事(メモラビリア)を付け加えます。
 役立ちへの情愛から役立ちを行なう天界の中のすべての者は、その交りから、他の者たちよりも賢明であり、幸福であるものを引き寄せています。そしてそこでは、彼らにとって役立ちを行なうことは、自分の職務の働きの中で、誠実に、正しく、公正に、忠実に行なうことです。
 彼らは、このことを仁愛と呼び、そして礼拝のものである崇拝を仁愛のしるしと呼び、また他のものを義務と善行と呼んでいます——だれもが誠実に、正しく、公正に、忠実に、自分の職務の働きの中で行なう時、公共のものは善の中にとどまり、存続し、このことが主の中にいることである、と言っています。主から流入するものはすべて役立ちであり、部分から共通のものの中に、共通のものから部分に流入するからです。
 部分とはそこの天使であり、共通のものとは彼らの社会です。