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神の摂理 42

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42 (5)人間は、主に近く結合されるほど、ますますはっきりと自分自身のものであるように自分自身に見る、そしてさらに明らかに主のものであるものを認める
ある者が主にさらに近く結合されればされるほど、それだけ自分自身のものが少ないことは、外観からです。
このような外観がすべての悪い者たちのもとにあり、律法のくびきのもとにないこと、だれも善を自分自身から行なうことができないことを宗教から信じる者たちのもとにもあります。というのは、後者と前者は、自分自身のものでない善だけを考え、意志することが許されて、悪を考え、意志することが許されないとしか見ることができないから。彼らは、主に結合されている者たちは悪を考え、意志することを欲しないし、できないという外観から、これは自分自身のものでない、と自分自身のもとで結論するからです――そのときそれでも、完全に正反対です。