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神の摂理 51

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51 これらから今や、「無限なる者」そして「永遠なる者」について、そのように主について、空間と時間なしに考えなくてはならないこと、考えられることができること、なおまた内的に理性の中で考える者により考えられること、その時、「無限なもの」そして「永遠なもの」は神性と同一であることを明らかにすることができます。
このように天使と霊たちは考えています。
空間と時間から切り離された思考から、神的な遍在と神的な全能が、なおまた永遠からの神性が、完全にその観念に空間と時間が付着していない思考から理解されます。
これらから、神について永遠から考えることはできますが、自然について永遠から考えることは決してできないことが明らかです。したがって、神による全世界の創造については考えられることができますが、自然の固有のもの(特性)は空間と時間であり、神性にはそれらがないのでので、自然からの創造についてはまったく何も考えることができなくなります。
神性が空間と時間なしに存在することは、著作『神の愛と知恵』を見てください(7-10番、69-72番、73-76番、また他の箇所に)。